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REPORT DESIGN

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文章による表現に加え、アニュアルレポート/統合レポートの制作ではデザインが大きな役割を担います。「レポート デザイン」では、実例を交えながら、デザイン上の工夫や近年のトレンドなどをご紹介していきます。

第1回 全体像が理解できる目次ページ(昭和シェル石油 コーポレートレポート2014)

第1回は、「昭和シェル石油 コーポレートレポート2014」の目次ページをピックアップ。目次という役割だけでなく、ビジネスモデルの解説とともに事業の全体像が俯瞰で見えるように表現されています。限られた紙面の中で、読者がひと目で理解できるよう、どのような工夫がなされているのでしょうか。

▼目次ページ

img00

POINT 1
要素を絞り込む

主なバリューチェーンを取り上げ、事業活動を解説。一覧で見せられるように、各工程の説明は簡潔な文章に留められている。また、シンプルなアイコンが直感的な理解につながり、事業活動の全体像を短時間で読者に伝えることができる。

POINT 2
冒頭からのモチーフを活かし、連動させる

矢印モチーフや配色(事業などの色分け)は、表紙から冒頭の展開でも使用されている。反復して用いることで、読者が矢印の持つ意味を感覚的に捉えられる。

img02_1冒頭の展開

POINT 3
重要な数字やポイントは大きく

ポイントとなる数値は大きく配置し、読者の目を惹く工夫がなされている。

POINT 4
目次本来の機能も忘れない

各項目の横に掲載ページを表記。事業の全体像だけではなく、中面へ誘導するという役割も忘れずに持たせて機能的な目次ページに。